私は、自信を持てずにいる方々が日常に輝きを見出し、素敵な出会いと人生を歩むお手伝いができたらと心から願い、美容師としての道を選びました。

実を言うと、私自身もかつて自信を持てずに悩んでいた一人です。
友達ができず、「自分なんて…」と感じていた時、私の人生を変えてくれた一人の先輩がいました。
彼は、服装や髪型のアドバイスを通して私に変わる勇気を与えてくれました。
次第に自信が芽生え、少しずつ周りの景色が明るくなり、人生が輝きを増していくのを感じました。

「今度は自分が、誰かの人生に輝きをもたらしたい。」その想いを胸に、美容師として一歩を踏み出しました。

しかし、技術の差や経験不足に悩み、挫折することも多々ありました。
それでも、別のサロンで出会ったお客様から「これまでで一番きれいになれた」「一生あなたに担当してもらいたい」という言葉をいただき、
私の仕事が誰かの自信に繋がっていることを実感しました。
美容師としての自分の原点に立ち返り、さらに前進する力をもらった瞬間でした。

しかし、同時に辛い経験もありました。
サロンで働いていたある日、スタッフからの嫌がらせで予約表からお客様の名前が消され、確認ミスが重なってしまいました。
信頼関係に疑問を抱かざるを得ない中で、お客様に迷惑をかけてしまったことが重なり、美容師としての情熱が揺らぎました。
耐えきれず、私は一度美容師を離れ、カフェで働き始めました。
その時は、本当に人生がゼロからのスタートに戻ったように感じました。